イエラ・マリ展(板橋区立美術館)~文字のない絵本の世界~
- 2014年12月05日
- ブログ
こんにちは。スタッフの寺田です。
子どもは絵本が大好き。
いつの時代も目をギラギラ輝かせながら夢中に読む姿が見られますね。
皆さんにも心に残る一冊はありましたか?
私は『ぐりとぐら』が大好きで何度も読んでいました。
そんな中、文字のない絵本を発見しましたよ!
絵本作家 イエラ・マリの『木のうた』です。
イエラ・マリの絵本を見るのは初めてだった私。
絵本を開いてみると、一本の大木が見開きページの同じ位置に据えて、
四季とともに移り変わる木そのものの姿と、
小鳥や動物たちの生態をみごとに表現したものでした。
文字がないので子どもひとりひとりが自由に想像力を働かせ、
物語をどんどん膨らませいく事ができるなぁと感じました。
また、グラフィックデザイン調の絵が流れている物語はメッセージ性が強く、
自然の大切さを基調とした絵は大人にも充分に楽しめ癒されました。
読み終えると心に残るものがあり、とても気に入りました。
さっそく甥っ子に見せたいと思います。
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イエラ・マリについて簡単に紹介します。
イエラは1931年ミラノに生まれ、ブレラ国立美学校で絵画を学びます。
そこで出会ったエンツォ・マリと結婚し、1960年代半ばまで生活を共にしました。
デザイナーとして仕事をしていた2人は、子育てをしながら
新しい絵本のアイディアを練り、1960年、『りんごとちょう』を発表します。
その後イエラは、イタリアの子どもの本の歴史に大きな足跡を残した
エンメ出版と出会います。
代表作『あかいふうせん』『きのうた』を含め、1967年から10数年間に、
同社で8冊が刊行されました。
晩年、長い間世間から隠れるように暮らしたイエラは、多くのことを語らないまま、
2014年1月に逝去しました。
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そこで、イエラ・マリに少しでも興味を持たれた方に朗報です!!
なんと、板橋区立美術館でイエラ・マリ展が開催されています。
会期:2014年11月22日(土)~2015年1月12日(月・祝)
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜(ただし11月24日・1月12日は祝日のため開館し、
11月25日は休館)
12月29日から1月3日
観覧料:一般650円 高校・大学450円 小・中200円
※65歳以上の方は半額割引(325円、要証明書)あり。
※土曜日は小・中・高校生は無料で観覧できます。
※20名以上団体割引、障がい者割引(要証明書)あり。
1960年代ミラノで製作を始めたイエレ・マリの知られざる生涯と
絵本の製作過程に迫る展覧会です。
8冊の絵本の貴重な原画や試作本など一同に展示していますので、
足を運んでみてはいかがですか?
きっと、素敵な世界に出会えるはずです・・・。
そして今年のクリスマスプレゼントは大切なひと、
お子さまへ絵本を贈ってみるのもいいですね。
喜ぶ姿が目に浮かんできます。(笑)
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(火)・(水)・(金)・(土) 9:00~19:00
(日曜日) ・ (祝日) 9:00~15:00
定休日:毎週月曜日・木曜日
<完全予約制 新規は1日1名限定>
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